アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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三井住友銀行、金融庁検査で巨額“飛ばし”指摘され大揉め!?

●大手町建物だけで約8000億円の新たな不良債権発生か?

とんでもない情報が、三井住友銀行関係者から飛び込んで来た。
今年8月末から金融庁は三井住友銀行の通年検査に入っているが、それが長引いている。
通常3ヶ月程度というから、無理もない。
「実は大手町建物だけで、金融庁側が約8000億円もの“飛ばし”と認定される案件が見つかったというんです。しかも、不可解なのは、西川(善文)頭取は来年6月に退任とも見られていますが、金融庁側が“来年3月末で退任しろ。そうすれば、この件を不問にする”とし、その線で折衝が進められているということですよ」(事情通)
大手町建物に、住銀時代のイトマン事件などで発生した不良債権がかなり移し替えられていることは関係者の間では有名な話。
しかし、そこに8000億円もの“飛ばし”があると当局が新たに認定したとなれば、これは一大事だろう。
しかも、その事実を公表せず、住銀時代の“腐れ案件”の処理のために頭取になったという西川氏の早期退陣=責任を取らせることで、不問に伏すとなればなおさらとんでもない話だ。
そこには、西川頭取と竹中平蔵大臣が親しい関係にあるという事情もあるというのだが……。
ちなみに、いま発売中の『週刊文春』」(「西川善文、『金融庁との最終決戦』」=執筆・菊池雅志。04年12・30、05年1・6合併号)、金融庁検査が長引いていることを指摘しているが、この“飛ばし”の件は触れていない。
以下、参考に、本紙既報の西川頭取に関する記事を付け加えておく。
今後、こうした事実を巡って、同行は確実に一波乱ありそうな雲行きだ。

● 西川頭取、金丸系企業から利益供与!?

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