●日野市市長に出された抗議文の中身
本紙は12月20日付で、東京都日野市の自治会連合が、日野市市長に出していた「抗議文」を入手した。
その文書を公表する(左記)。
現地を見て来て感じたことだが、そもそもは、大学(杉野服飾大学)を設立するに当たり、その認可クリアのために広大な土地を大学に隣接して購入したものの、その後の規制緩和、それに同学園の資金難のなか、土地を次々と切り売りせざるを得なくなり、その際の情報公開の不十分さ、その広大な土地故に伴う環境破壊への懸念が、住民の強い怒り、不安を誘ってのことであるようだ。
併せて、現地で撮って来た写真も掲載する。
●日野市市長からの回答書
本紙は、12月22日付けで日野市長が出した「回答書」も入手した。
以下、公表する。
簡単にいえば、市としては「公拡法」に基づき、最大限、買い取りの努力をしたが、価格面で折り合いがつかなかった以上、後は民間業者の売買の問題であるから、何もしようがない。ただし、最大限、情報公開だけは行うつもりであるというもの。
だが、この土地売却は、よくある地域住民と不動産業者のトラブルに止まらない。
この最大の面積を誇る土地売却(杉野学園ースルガコーポレーションー飯田産業間を転売。151棟の専用住宅を建設予定)に関しては、約2億円ともいわれる売却代金の一部が行方不明になっており、杉野学園上層部の背任疑惑さえ囁かれているのはすでに指摘した通り。さらに、土地売却に当たり、そもそも正式な学園の理事会決済を経ておらず、売却そのものが無効である疑惑さえ出ているのだ。
●大型物件から、ダミー会社を使って暴力団関連ビルまで地上げするスルガコーポレーション