アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(303回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(10月24日~10月28日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は26,891円と、前稿比-200円安(※前項比▲25→ +1179→ ▲1217→ ▲414→ ▲647→ +564→▲ 990→ ▲289→ +383→ +371→ +374→ ▲113→ +1127→ +271→ 581→ ▲556→ +529→ ▲1861→ +62→ +980→ +43→ +311→ ▲576→ +156→ +12→ +107→ ▲680→ ▲484→ +1323→ +1664→ ▲822→ ▲491→ ▲646→ ▲574→ +256→ +440→ ▲805→ ▲602→ ▲355→ ▲313円)となった。
ただ、2週続けて金曜日に米国株が下がっていた流れが終わり、先週末は日経平均CFDが27,149円と小幅プラスで戻ってきている。財務省の円買い介入があった中(マイナス寄与)、プラスとなって戻ってくるだけで充分サプライズだと感じている。

TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、1,882Pと先週比-16P安。

米国のNYダウは、週間で+1447ドルもの猛烈高となる、31,082ドル(※前稿比+338→ +571→ ▲864→ ▲1232→ ▲1330→ +768→ ▲899→ ▲1484→ +6→ +958→ ▲42→ +946→+611→ ▲50→ +241→ ▲504→+1612→▲1504→ ▲1507→▲313→+1951→▲935→▲78→▲834→▲640→▲270→▲43→▲97→106→1811→▲670→▲445→▲20→▲659→▲352→365→460→▲1647→▲320→▲106)となっている。

ナスダック指数は、週間で+528P高の10,859P。最安値は10月13日の10,089P。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-37.8%のドローダウン。

先週金曜日の夜、WSJの番記者ニック氏が「FRBは、来月11月のFOMCでは0.75%利上げの準備をしているが、その後の12月以降は利上げペース幅を縮小する方向で検討する可能性がある」と記事を書いた。

これに呼応するように、セントルイス連銀のブラード総裁、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も「ここからの利上げに慎重な姿勢をとる」との発言をしたことで、金曜日の米国市場は、半導体指数SOXを筆頭に大盛り上がりになった。

11月2日のFOMCで、政策金利の発表と今後のガイダンスがなされるわけだが、ここからはブラックアウト期間となるため、追加の情報はでないだろう。よって、今週の米国・GAFAMの決算発表を乗り切れば、しばらくは戻り相場を楽しめるということだ。

先週は懸念していた、米国半導体大手・ラムリサーチも決算後の下落はなかった。直近の業績はコンセンサス越えで、次Q予測も良好、ただ、2023年度の予測はかなり低めに出してきており、これが半導体株に悪影響を及ぼさないか心配になったほどだ。

またオランダのEUV露光装置を手掛ける半導体設備投資の最高峰・ASMLは、半導体供給過剰の流れとは別次元に立っているということがはっきりした。決算は、業績よし、受注額もかなり順調で、2023年のガイダンスも堅調予想のようだ。ただ、こちらも米国の中国に対する半導体規制に巻き込まれているので注目してみていたが、結論としては「もうすでに米国からぎゃんぎゃん要請が入っており、当規制はマイナスであることには変わらないが、そこまで深刻な影響はでない」ということだろう。
とにかく、今週のGAFAMの決算さえ乗り切ればもはやムード的には年末高になる可能性すらでてきている。もともと、10月下旬から1月末までの株価推移は、年間で最高なのである。
そして今年は、米国で11月8日に中間選挙がある。この中間選挙後の株価推移は、1942年以降20回でみても、翌年末(2023年末)の勝率はなんと全勝。

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