アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(302回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(10月17日~10月21日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は27,091円と、前稿比-25円安(※前項比+1179→ ▲1217→ ▲414→ ▲647→ +564→▲ 990→ ▲289→ +383→ +371→ +374→ ▲113→ +1127→ +271→ 581→ ▲556→ +529→ ▲1861→ +62→ +980→ +43→ +311→ ▲576→ +156→ +12→ +107→ ▲680→ ▲484→ +1323→ +1664→ ▲822→ ▲491→ ▲646→ ▲574→ +256→ +440→ ▲805→ ▲602→ ▲355→ ▲313円)と、一見小安く週を終えたように見える。ただ、先週金曜日は無茶な大反発がたたり日経平均CFDは26,585円と前日比で-500円ものマイナスとなっている。これは前稿とすごく似通っている!?
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、1,898Pと先週比-9P安。

米国のNYダウは、週間で+338ドル高となる、29,635ドル(※前稿比+571→ ▲864→ ▲1232→ ▲1330→ +768→ ▲899→ ▲1484→ +6→ +958→ ▲42→ +946→+611→ ▲50→ +241→ ▲504→+1612→▲1504→ ▲1507→▲313→+1951→▲935→▲78→▲834→▲640→▲270→▲43→▲97→106→1811→▲670→▲445→▲20→▲659→▲352→365→460→▲1647→▲320→▲106)と反発。
ナスダック指数は、週間で-331P安の10,321P。6月16日の10,565Pの最安値を更新した。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-36.4%のドローダウン。

「相場というものは、人間の欲望を喰って生きている」。そんな一週間であった。
そう感じたのは、先週の13日(木)PM21:30に発表された米国10月CPIでの値動き。なんとNYダウは、発表後に一時28,661ドルと、-550ドル急落した後、大引けは+828ドル(2.83%)となる30,039ドルで終わったのだ。高値は30,169ドルまであったので、値幅は驚異の1,508ドルだった。
はっきりいってこれは、ここまでの総悲観的な相場つきが、ショートカバーの逆流を起こし反転しただけだった可能性が高い。それでも【相場の底】が近いことを伝えるような1日であったことは確かだろう。急騰の流れにショート勢が耐えられないで降参したのだから。

そもそも、ショートカバーで急騰に至った流れもおかしい。多くの買い方である投資家たちは、9月度は+7%台を期待してやまなかったはずだ。それが裏切られて、本年のFEDウォッチにおける利上げ期待は+1.5%と1段階上がってしまった。通常の相場であれば、相場はマイナス圏に沈んだままだったはずだ。
ただ残念なことに、現時点では次の11月の米国CPIはまるで期待ができない。原油を始めとしたコモディティ商品が9月下旬間から上げ始めているからだ。ただここから、NYダウが28,600ドルを大幅に割っていくような底なし沼大暴落の姿も、先週の株式の値動きをみる限り、考えられないのも事実だ。
また備忘録として、ここまでの米国CPIは、7月+9.1%、8月+8.5%、9月+8.3%、10月+8.2%となったことを記しておきたい。

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