アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(300回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(10月3日~10月7日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は25,937円と、前稿比-1,217円安(※前項比▲414→ ▲647→ +564→▲ 990→ ▲289→ +383→ +371→ +374→ ▲113→ +1127→ +271→ 581→ ▲556→ +529→ ▲1861→ +62→ +980→ +43→ +311→ ▲576→ +156→ +12→ +107→ ▲680→ ▲484→ +1323→ +1664→ ▲822→ ▲491→ ▲646→ ▲574→ +256→ +440→ ▲805→ ▲602→ ▲355→ ▲313円)となった。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、1,836Pと先週比-80P安。

米国のNYダウは、週間で-864ドル安となる、28,726ドル(※前稿比▲1232→ ▲1330→ +768→ ▲899→ ▲1484→ +6→ +958→ ▲42→ +946→+611→ ▲50→ +241→ ▲504→+1612→▲1504→ ▲1507→▲313→+1951→▲935→▲78→▲834→▲640→▲270→▲43→▲97→106→1811→▲670→▲445→▲20→▲659→▲352→365→460→▲1647→▲320→▲106)と3週連続下落だが多少下落がましになったか!?

ナスダック指数は、週間で-292P安の10,576P。6月16日の10,565Pがここまでの最安値なので、もうすぐそばである。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-34.8%のドローダウンだった。

今週はさっそくストラテジーへと移りたい。
「もはや、これはもうまずい!」としか言いようのない状況だと感じている。先週の金曜日のNYダウの終値は28,725ドルと、明確に29,000ドル台を拒絶したかのような下げになった。コロナショック前は29,000ドル近辺だったわけで、これを明確に割ろうとしている。

S&P指数も金曜日は最安値となる3,586をつけてしまった。コロナショック前は3,300近辺だったことを考えると、暗澹たる思いである。要するにまだ下がある、ということだ。

そして、もっともコロナショック前に戻る可能性の高いナスダック指数の現値は10,575Pである。これのコロナショック前のお値段はというと9,838P。まず、この指数が、一回この節目をタッチするまでは投資に向かう気持ちが湧かない、というのが実感である。

また、リスクアセットに重要な影響を及ぼす、米国の【実質金利】の上昇が止まらないのはたいへんまずい。これは物価上昇率を加味した金利のことであり、平たくいうと米国10年債金利 - 期待インフレ率(10年)である。詳細はテクニカルの項で後述しているが、もはや、景気悪化でスタグフレーションを予見させる数値となり始めている。直近高値は2010年の1.756%であるので、この数値は意識しておきたい。

もう1つ懸念するのは、ハイイールド債。これに関してもテクニカルの項に後述しているが、節目に到達して、その後どうなるのか!? を見守りたいところだ。投資行動は、上記を確認してからでも遅くはない。

こんな警告だらけの始まりとなったのには、実は理由がある。米国のABC局発で「世界を代表する投資銀行が危機に瀕している」と報道があったからだ。CSだろうか。
ただの、景気悪化ではなく金融機関が絡んだ危機になるのなら、リーマンショックのような阿鼻叫喚の地獄がやってくる可能性があるわけで、緊張感を持って臨むべきだろう。

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