大阪府警は1月17日、インドネシアの石炭輸出事業への投資名目で、出資金を無許可で募ったとして、貿易コンサル会社「奏房社」(そうぼうしゃ。大阪市北区)の社長・堀田昇司容疑者(53)や元従業員など計4名を出資法(預かり金の禁止)違反の容疑で逮捕した。
既報道によれば、堀田容疑者らはパンフレットを配り、「1口100万円から投資できる」、「月2%の配当をする。元本保証もする」などといって、14年1月以降、関西を中心に全国の約360人から総額約35億円集めていた模様。
16年12月ごろから配当が止まり、投資家が府警に相談。昨年8月、関係先の家宅捜索を経て今回の逮捕に至った。
実際には事業実態はなく、今後、詐欺事件に発展する可能性もあるようだが、本紙では、「クレアホールディングス」(1757。東証2部。東京都港区)絡みなどで登場することから注目している永本壹柱氏人脈も登場、今回容疑の資金集めにも関わっていたことが関係者の話などからわかった。