アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(297回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(9月12日~9月16日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は28,215円と、前稿比+564円高(※前項比▲990→ ▲289→ +383→ +371→ +374→ ▲113→ +1127→ +271→ 581→ ▲556→ +529→ ▲1861→ +62→ +980→ +43→ +311→ ▲576→ +156→ +12→ +107→ ▲680→ ▲484→ +1323→ +1664→ ▲822→ ▲491→ ▲646→ ▲574→ +256→ +440→ ▲805→ ▲602→ ▲355→ ▲313円)となった。さらに、金曜夜の米国市場は堅調で、日経平均CFDは28,421円まで上昇している。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、1,966Pと先週比+33P高。

米国のNYダウは、週間で+768ドル高となる32,152ドル(※前稿比▲899→ ▲1484→ +6→ +958→ ▲42→ +946→+611→ ▲50→ +241→ ▲504→+1612→▲1504→ ▲1507→▲313→+1951→▲935→▲78→▲834→▲640→▲270→▲43→▲97→106→1811→▲670→▲445→▲20→▲659→▲352→365→460→▲1647→▲320→▲106)と反発。
ナスダック指数は、週間で+480P高の12,112P。
6月16日の10,565Pがここまでの最安値。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-34.8%のドローダウンだった。

先々週の金曜日から日経平均は▲11円→ ▲31円→ +7円→ ▲196円と小動きで、木曜日になるとメジャーSQへの整理が終わったかように+635円となり、そして週末金曜日に+150円で終えた。週明けはさらに高く始まり寄り付くことは間違いない。
先週の相場を完全に読み間違えたことになる。まさか夏休み明けの外国人投資家は買いに走るとは想像力が足りなかった。猛省したい。
筆者は週末金曜日の夜まで、日経平均先物の空売りに固執しており、丸焼きになってしまっているが、振り返ってみると、これがおバカなトレードだったと思わせる所作もある。冒頭にも書いているが、日経平均は小動きの後、大きく動き出したこともまさにそうであり、本来なら飛び乗らねばならないところだ。

また、もうすでに9月21日のFOMCでの+0.75%の折り込みが完全になされていることも悪材料出尽くしの動きにつながっているのだろう。そもそも今週13日(火)に発表される米国8月CPIでは、エネルギー価格・コモディティの下落傾向がはっきり目に見えているため、かなりの安心感(※結果が材料にならない)を醸し出している。
もはやこれからは、FRBの利上げと、QT(金融の量的引き締め)が、米国経済に悪影響を与えていないか? を確認するターンとなっているのだろう。
そうなれば今週注目すべきは、米国と中国の8月小売売上高、そして連銀が公表する9月製造業景気指数、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数の景気指標だ。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
「日経ダブルインバース」(1357)をみればわかる通り、個人はヘッジ売りを強くしてきている(※筆者もそうであるが)。
これらの玉が損切りする流れになるまで、相場は下がらない可能性が高いと考えたほうがよいだろうか? 歴史を振り返るまでもなく、相場は個人投資家を養分に成長してきたので必然の流れである。
ただ、8月27日のジャクソンホールでのパウエル講演時の、NYダウの安値は32,278ドル、ナスダックは12,142Pであることから、もう上値はそれほどないように思える。さすがに〝この日〟の株価まで戻ることは道理的におかしい。ただ、木曜日のPM21:30の経済指標までは現在のブルの相場展開が続く可能性もありそうだ。

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