アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(893)「噂の2銘柄」

相場全体の動きが悪いなか、材料・仕手株の動きが活況になっているが、それに伴いSNS上、特にツイッター上での誹謗中傷が横行し始めて来た。ハンドル名は伏せておくが、有名投資家Aに対する「はめ込み」、「詐欺師」といった書き込みだ。
有名投資家がツイッター上に銘柄を書くのは問題ない。また「これから上がる」、「上がり出す」という表現も問題ない。また多くの投資家が勘違いしているが、煽り行為もまず問題はない。煽りの内容が合理的根拠に基づいているかどうかが重要なのであって、単に「上がるぞ」という書き込みは問題ないと思われる。
最近、筆者が気になるのは有名投資家に匿名ジャーナリストや投資家が「詐欺師」、「株価操縦」などと批判している点だ。まず、ジャーナリストを名乗るなら本名・経歴を名乗るのが基本中の基本だろう。また、詐欺師という言葉は有名投資家に対して名誉棄損、信用棄損に該当する。さらに、有名投資家が高値で銘柄を書いて、その後下落しても何ら問題はない。
仕手株の高値を買って損失を被った心情は分かるが、根拠のない誹謗中傷は逆に訴えられるので控えるべきだ。
なお、損失補填できる例外はある。金商法の認可を受けてない業者や個人が有料noteなどで取り上げた銘柄が下がった場合だ。推奨という言葉を使っていなくても、注目、銘柄分析といった言葉でもアウトだ。無認可業者は無料でやるか、有料なら個別銘柄を取り上げないことだ。
さて、今週も噂話はいくつか耳に入って来ている。
ただし、筆者が「風説の流布」と捉えられる恐れがあるので、単なる噂話であって裏付けとなる証拠はないと断っておく。今週は2つ。

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