プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。
≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は27,651円と、前稿比-990円安(※前項比▲289→ +383→ +371→ +374→ ▲113→ +1127→ +271→ 581→ ▲556→ +529→ ▲1861→ +62→ +980→ +43→ +311→ ▲576→ +156→ +12→ +107→ ▲680→ ▲484→ +1323→ +1664→ ▲822→ ▲491→ ▲646→ ▲574→ +256→ +440→ ▲805→ ▲602→ ▲355→ ▲313円)と大きめの下げになった。週末金曜日は、雇用統計がでた瞬間に大きめの反発があったものの、結局ジリ下げして引けた。結果、日経平均CFDは27,540円まで下落している。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、1,930Pと先週比-50P安。
米国のNYダウは、週間で-899ドル安となる、31,384ドル(※前稿比▲1484→ +6→ +958→ ▲42→ +946→+611→ ▲50→ +241→ ▲504→+1612→▲1504→ ▲1507→▲313→+1951→▲935→▲78→▲834→▲640→▲270→▲43→▲97→106→1811→▲670→▲445→▲20→▲659→▲352→365→460→▲1647→▲320→▲106)。
ナスダック指数は、週間で-511P安の11,631P。6月16日の10,565Pがここまでの最安値。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-34.8%のドローダウンだった。
さて今週は筆者のポジションからお話ししたい。
前稿までは以下のようなポジションであった。(1)「大紀アルミ」(5702)、(2)「ローツェ」(6323)、(3)「酒井重工業」(6358)、(4)「NSD」(9759)、(5)「クロスマーケィング」(3675)、(6)「アウトソーシング」(2427)、(7)「石井表記」(6336)、(8)「アドテックプラズマ」(6668)。
まず週が明けて月曜日の混乱の中、(5)「クロスマーケィング」を全て売却。損切りとなったが、同銘柄はすぐに上昇に転じる材料が乏しいと判断した。
その後は、水曜日までに日経平均先物の空売りを繰り返しては、何度も損切り。この日経平均株価が28,000円を何度も繰り返しトライする過程で、(1)「大紀アルミ」(5702)、(3)「酒井重工業」(6358)、(4)「NSD」(9759)、(8)「アドテックプラズマ」(6668)を売却し、ほぼノーポジになってしまった。筆者にはどうやっても、今年の株高は来ないように思えたからだ。
日経平均先物の空売りは、幾度も失敗を重ねたが、保有株の売却だけはすごくいい感じで売れた。
結果、現在の保有株は、(1)「ローツェ」(6323)、(2)「アウトソーシング」(2427)、(3)「石井表記」(6336)で信用維持率は261%となっている。※「ローツェ」は現引きしてあるので持ちきる予定。
しかし、資産を守るためだけにやっていた、日経平均先物の新規売り建てであるが、本当にこれは難しい。そして、ものすごくメンタルに負担がかかる。下げ始めるときはボラがあることが多いため、逆指値注文を出して就寝するたびに刈られてしまい、ただただ損切して終わってしまっている。また指数取引は、短期的にはどう動くかがまったく予測できないため、メンタルの負担がすごく大きいのだ。
具体的に、先週金曜日の後場あたりから筆者は、日経平均先物を、ドテンで何度も買い建てを繰り返していた。これは大統領補佐官の発言で、今晩の「米国8月雇用統計」が弱くでることが示唆されていたからだ。ただ指数は下がらないだけで、なかなか上がらない。その上に、短期的には弱くなる局面があるのだ。結果、雇用統計直前までの5回のエントリーで、筆者の収支は約-12万円。このジリ上げの状況で最低の展開だった。そしてPM9:30。
雇用統計が発表された瞬間に、指数が飛んだ感じとなったところで、大きめに成り行きギャンブル買い。筆者が買ったPM9:30の5秒くらいは、上がった指数が下がった瞬間だったようで、27,711円で4枚とも約定。その後5分粘ったところでリカク。なんと+40万円ほどの利益となり一息ついて就寝したが、その後、結局米国市場は下落して終わっている。
ちなみに上でヨコヨコになったら、資産を保全するために必ず新規で売り建てするつもりでいたのだが、取引が勝利に終わってほっとした安堵感が邪魔をして、そのままロクにチェックせずに寝てしまうという醜態。先物取引をするととにかく疲れ切ってしまうのだ。
よって今後は、高値圏で資産保全のために売った玉は、中途半端にリカクをすることを禁止し保有し続けることにしたい。また、先物の買い建ては、中途半端な位置だと思えば、経済統計発表の際だけのエントリーとして日を跨いでの保有は禁止としたい。
さて、今週のストラテジーへと移りたい。