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<復活!!>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』第78回「エルヴィス・プレスリーを見直した!」

筆者・田沢竜次(フリーライター)。1953年東京生まれ。編集プロダクション勤務などを経て1983年からフリー。85年『月刊angle』連載を基に『東京グルメ通信・B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)を書き下ろし、また文春文庫の「B級グルメ」シリーズでも活躍。B級グルメライターとして取材・執筆を続け今日にいたる。一方、大学の映画サークルで自主上映するほど映画にも精通。著書に「B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。

 こないだ『エルヴィス』(監督バズ・ラーマン、主演オースティン・バトラー、トム・ハンクス)という新作を観てびっくり。あの大スター、エルヴィス・プレスリーってこんなだったんだと認識を新たにしたってわけよ。
プレスリーといったら、その昔、こちとら小学校3~4年の頃かな(1962~63年頃)、ラジオの洋楽ヒットパレードで、「ブルーハワイ」とか「ラスベガス万才」とか盛んに流れていた。ところが64年頃からビートルズ旋風が吹き荒れて、いつの間にか存在感もなくなっていった。中学・高校時代なんてもう誰もプレスリーを話題にしなくなった、というか、もう過去の人だったのだ。
 これが70年代になると『エルビス・オン・ステージ』というドキュメンタリー映画が登場し、これがセクシーだなんて、またまたブレイク。しかし、妙に太ったり、薬漬けだとか、いろんなこと言われて、42歳の若さで亡くなった。その時も、あんまり哀しいって気分じゃなかった。
 その後、あの小泉首相がブッシュ大統領と会談したときに、自分はエルヴィスの大ファンで、ブッシュの目の前で「ラブミー・テンダー」なんて歌ってみせると、ブッシュが何とも言えない表情をしたってニュースを覚えている。これでまたエルヴィスの印象が悪くなっちゃったんだよ。ひと昔前、「俺は田舎のプレスリー」なんて歌もあったっけ。

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