プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。
≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は26,788円と、前稿比+271円高だった(※前項比+581→ ▲556→ +529→ ▲1861→ +62→ +980→ +43→ +311→ ▲576→ +156→ +12→ +107→ ▲680→ ▲484→ +1323→ +1664→ ▲822→ ▲491→ ▲646→ ▲574→ +256→ +440→ ▲805→ ▲602→ ▲355→ ▲313円)。
週末金曜日は米国で「ミシガン大学7月消費者態度指数」が発表され、期待インフレ率の低下が確認されると米国市場は続伸し、日経平均CFDも27,009円まで上げて引けている。水曜日には米国6月消費者物価指数CPIが発表されたが、もうどこ吹く風で節目となる27,000円を越えつつあるわけだ(※27,168円/月曜日PM10:30)。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、1,893Pと週間で+6P高(※前稿+42→ ▲22→ 31→ ▲107→ 10→ 46→ 10→ 13→ ▲54→ 17→ ▲6→ 5→ 1→ ▲47→ ▲37→ 72→ 109→ ▲45→ ▲31→ ▲48→ ▲38→ 32→ 57→ ▲51→ ▲51→ ▲18→ 4)。日経平均よりも弱いが、これはコロナ第7波の余波か。1日当たりの感染者は過去最高だとか。
米国のNYダウは、週間で-50ドル安となる31,288ドル(※前稿比+241→ ▲504→+1612→▲1504→ ▲1507→▲313→+1951→▲935→▲78→▲834→▲640→▲270→▲43→▲97→106→1811→▲670→▲445→▲20→▲659→▲352→365→460→▲1647→▲320→▲106)と、日本株よりも明確に弱い。
ナスダック指数は、週間で-183P安の11,452Pとこちらも強くはない。6月30日(木)には一時10,850Pがあり緊張感が走った。6月16日の最安値10,565Pがここまでの最安値。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の下落率は-34.4%のドローダウンである。
さて、先週の筆者のトレードはものすごく慌ただしいものになった。
まず、週明けに決算だった「ローツェ」(6323)。大量にポジションを構築して臨んでいたものの、朝イチの気配だけ高かった後に下がりだしたので、ここで念のため半分売却することに。また「スクリーンHD」(7735)も、同タイミングでリカクし、後は「ローツェ」の決算発表後の反応をみることに。ここまではまぁ利益がでていたからナイストレード。
そして決算後、受注残も業績(※フル稼働でこれ以上は難しい)も、たいへんよろしい発表がなされたもののいまの市場では受け入れられず、「ローツェ」は下がりだしてしまう。ただ水曜日にここまでの年初来安値を下に引き破って、そこでようやく下げ止まった感がでていた。そこで木曜日寄り付き後に短期リバウンド狙いとして、余力全力に近い形で「ローツェ」を購入。この考えの背景には前日のナスダック市場とSOX半導体指数が大底から奇跡的なリバウンドをして上昇して引けた重要な事実があった。その後、その狙い(考え)自体は正しかったのか!? +2.4%のリバウンドをして引けた。もちろん持ち越しており、あとは、木曜日の夜のナスダック市場と半導体を待つだけに。
そしてその結果はSOX半導体指数は大きめの反発、ナスダック市場は寄り付きは安く始まったものの、引けでは小高く引けていた。ただこの日は「ローツェ」のポジションが大きすぎたためか? 眠れなくなり、午前5時まで世界の株価から目が離せなくなった。
そして金曜日、2日連続の米国SOX半導体指数の上昇から大船に乗ったつもりでいた筆者だったが、なんと「ローツェ」は寄り天となり下げていってしまう。これに憔悴しきっていた筆者は、なんとかマイナスにならないうちに大量保有していたローツェのナンピン分を売りさばき、その後は岸田首相から〝原発年内再稼働〟の材料がでていた「九州電力」をやけになり大量買いして、すぐに損切りする悪トレードをして週を終えている。
悔しいのは、おそらく週明けは、先週金曜日の米国市場の状況からして「ローツェ」などの半導体株は上がる可能性がものすごく高いこと。おそらくは大きくギャップアップしてしまうだろう。
ただこうなった一番の原因は、自分の身の丈を越えるサイズのポジションをもってしまったからだ。反省したい。
結果、筆者の持ち株は(1)「ローツェ」(6323)、(2)「酒井重工業」(6358)、(3)「タムラ製作所」(6768)、(4)「クロスマーケィング」(3675)、(5)「アウトソーシング」(2427)、(6)「日本電波」(6779)、(7)「石井表記」(6336)となった。信用維持率69%であり、キャッシュポジションは3割になった。