●ジャック・ホールディングスの第三者割当増資巡り
本紙は05年1月15日、「女優・杉田かおると結婚した日産コンツェルン御曹司の評判」なる記事を報じた。
その際、佐藤栄作元首相の孫と「日産ダイレクトサービス」なる会社を設立したものの、親の7光でやって来ているため、実力なく、経営破綻。佐藤邸の売却の1つの要因になっている可能性を、佐藤邸の不動産登記簿も掲載して問題提起した。
その後、本紙は鮎川純太氏が、中古車買い取り大手「ジャック・ホールディングス」(東証2部上場)の取締役に就任している事実を知った。
関係者によれば、役員に就くことになったのは、昨04年11月19日に払い込みが完了したとされる、ジャック社の第3者割当増資(総額約50億円)の大半を、鮎川氏が社長を務めるベンチャー企業向け投資会社「テクノベンチャー」が引き受けたことから。
そのため、同社は「テクノ・ソリューション・パートナーズ投資事業組合」なる事業組合を設立。結果、同事業組合がジャック社株の実に41・3%を握る筆頭株主に躍り出た。