アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<復活!!>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』第66回「60年前の『ウエスト・サイド物語』」

筆者・田沢竜次(フリーライター)。1953年東京生まれ。編集プロダクション勤務などを経て1983年からフリー。85年『月刊angle』連載を基に『東京グルメ通信・B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)を書き下ろし、また文春文庫の「B級グルメ」シリーズでも活躍。B級グルメライターとして取材・執筆を続け今日にいたる。一方、大学の映画サークルで自主上映するほど映画にも精通。著書に「B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。

 観てきたよ『ウエスト・サイド・ストーリー』。60年前に封切られた『ウエスト・サイド物語』(1961年。ロバート・ワイズ監督)のスピルバーグによるリメークだが観比べて感無量。ここは昭和ノスタルジーなので新作の話は置いといて、旧作の時代と関連話をしよう。
自分が観たのは20代の頃、名画座やテレビ放映でだ。封切り(1962年)当時はさすがに小学3年生なのでほとんど関心はなかった。ただ中学生だった姉貴が大騒ぎしていて何回も観に行っていたよ。上映していたのは松竹ピカデリーといって今の銀座マリオンのあたり(日劇と朝日新聞社があった)にあったロードショー劇場で、超メガヒットで半年以上もロングランだった。
 ちなみにこの年の日本映画のメガヒットは『キングコング対ゴジラ』で1200万人も観たという。この年、日本中の女子中高生が『ウエスト・サイド物語』を観て、日本中の小学生男子が『キングコング対ゴジラ』を観て大フィーバーだったってわけだ。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧