アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(266回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(1月31日~2月4日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は26,717円と、前稿比-805円(※前項▲602→ ▲355→ ▲313円)の4週連続の下落となった。
金曜日夜の米国市場はそれまで時間外の先物が強くなっていたにも関わらず、場が開くと急落開始。その後はPM10:30発表の米国12月PCEデフレーターがコンセンサス通りに発表されると、NYダウとナスダックが切り返しの動きをみせる。その中でもナスダック100やナスダック指数の株価復元パワーが相当に強かったようで、2回ほど屈伸をするような値動きの後は、これらが引っ張る形で全体相場を押し上げて、その後AM4:30頃、NYダウの節目である34,000ドルを試すように再度崩れたものの、ここを最終起点として大きな反発となって引けている。
結果、日経平均CFDは26,714円まで戻して引けている。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、1,876Pと週間で-51P安(※前稿▲51→ ▲18→ +4)。
そしてNYダウは、週間で+460ドル高となる34,725ドル(※前稿▲1647→ ▲320→ ▲106)。
ナスダック指数も、週間で-1ドル安となる13,770ドルと、金曜日だけで+3.13%上げたわけだ。
さてまずは、筆者は先週の金曜日AM4:00まで世界の株価サイトで、特にアメリカ株を睨めっこしながら夜更かしをしていたのだが、ここでたいへん悔しい思いをしてしまった。NYダウの節目である34,000ドル以上で、うまい具合に日経平均3月限を購入し、ナスダック100の重要節目の14,000Pを見て、マザーズの先物を仕込めていたのに、この後あまりの眠気に耐え切れず寝落ちてしまい、その後すぐに起こった急落で逆指値の形で刈りとられほんのわずかのリカクとなってしまったのだ。土曜日に起きて、株価チャートをみてニンマリしてしまっただけに、ポジションが無くなっていたことを知った時は茫然としてしまった。
ただ気分は悪くはない。金曜日の夜の米国市場の動きは、どうやら現時点においては本物の可能性が高く、ここからは一回リバウンド局面を迎えると感じたからだ。
その前日である1月26日(水)AM4:30。FOMCの政策金利発表を終えてパウエル議長の記者会見が始まり、だいたい4:55ぐらいだっただろうか? 質疑応答の回答で「バランスシートの圧縮は前回よりも早期で急速になる可能性」「物価高は解消していない。広範囲に悪化している」などが飛び出し、また3月のFOMCで0.5%の利上げの可能性を否定しなかったため、株価指数は下げが止まらなくなり、これを受けた先週木曜日の日経平均株価指数は-841円安、マザーズ指数は52Pと-6.6%も下がって、阿鼻叫喚の地獄の様相を呈した。
ただ、週末金曜日は、前日に発表されたFOMCで悪材料折り込みとなったか? さすがにマザーズ指数は反発しなかったものの、日経平均株価は+547円高と堅調に推移した。この後の米国市場での値動きは前述の通りだ。
よって日経平均も、週明け早々に重要節目である27,000円を超えてくるだろう。そして、このラインを越えている間は地合いが好転し、個別株で下げ過ぎた銘柄が反発することになる。特にマザーズ指数の2022年1月は、リーマンショック時の2008年10月につけた月間暴落率-25.69%を上回る、-26%の暴落となっているだけに、戻すときは短期的にだが+10%などのビックリするくらいの急反発となるだろう。
ただ、松井証券調べで1月27日に信用評価損益率は、驚愕の-38.67%となってしまっているので、週明けから大きめの追証売りが発生するので、少し時間差があっての反発となる可能性があるとみている。
よってまず狙うは、先週の金曜日の米国株の戻り方と同じように、大型のハイテクグロース株なのだろう。相対的にNYダウと、特にラッセル小型株は、金曜日のAM4:00まで弱かったため信頼できず相場の急変で簡単に崩れる危険性が高いと考え、ここは大型株がよいだろう。候補は「レーザーテック」(6920)、「東京エレクトロン」(8035)が最右翼だろうか。金曜日は、米国「アップル」が+7%も上昇したため、「村田製作所」(6981)も狙い目だが、今週中に決算発表があることと、前回決算で受注残が悪かったため筆者は見送る予定だ。またすでに決算発表があった「メイテック」の業績が良かったため、「アウトソーシング」(2427)を買うのもありだと感じる。

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