アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

≪連載(256回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(11月8日~11月12日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は29,612円と、前稿比+719円(※+88⇒ ▲264→ +1020→ ▲722→ ▲1477→ ▲252円→ +118→ +1254→ +1487→ +628→ ▲964→ +157→ +536→ ▲264→ ▲455→ +63→ ▲843→ ▲283)の大幅高となった。
国内では衆議院選挙の結果が出て、自民党が単独過半数を獲得し月曜日から大幅高。そして週末には、ファイザーの新型コロナ肺炎での画期的な経口治療薬(飲み薬)や、自民党の追加景気対策の規模が35兆円と上振れで出て大きな上昇となった。夜間の日経平均CFDは29,681円とプラスで戻ってきている。
TOPIX(東証1部全体)は、終値2,041Pと週間で+40P高。
そしてNYダウは、週間で+508ドル高となる、36,328ドル(※前稿比+143⇒ +382→ +527→ +332→ ▲472→ +217→ ▲23→ ▲761→ ▲87→ +246→ ▲305→ +306→ +274→ ▲127→ +374→ ▲182→ +94)と史上最高値を、またまた更新となった。
ファイザーの治療薬となる、初めての経口薬「パクスロビド」は入院・死亡リスクが89%減だということであり、これで新型コロナ肺炎は完全に終わって、平時に戻った感が出て来るだろう。週末の米国株はラッセル2000が+1.44%も上昇し、バリュー株が躍進した。
しかし、なぜか米国の国債金利は一斉反落。これを受けてか? 週末金曜日の米国市場は、寄り天っぽくなったものの、なんとかリスクオンとなって終わっている形。
まぁ、米国株が強いのはしっかりとした裏付けがあるためで、基本的には今週も強気が報われる相場になると感じている。
その根拠は、テクニカルの項で後述しているが、米国株式市場のいずれの指数もEPSの上昇が顕著だということ。米国3Qは、インフレやサプライチェーン問題があった期間であり、この上振れ着地は単純に好感されているようだ。
そして米国GDP。アトランタ連銀が出す予測値であるが、第4四半期(10-12月)のGDP予想は+8.5%(※前項+6.6%)と急伸している。直近は、経済成長率が急速に伸びると予想されているのだ。
そして先週の土曜日には、米国で数十年ぶりとなる大規模インフラ投資法案が議会で可決された。5,500億ドル(62兆円)規模であり、関連銘柄を長くホールドしている筆者にとって、本当にうれしいニュースだ。また、規模がケタ違いだということもあり、米国の経済成長に大きなプラス効果を発揮することとなる。期待したい。
さて、今週のストラテジーへと移りたい。
週明けからは、国内でもおそらくバリュー(シクニカル)株が優位な相場つきになりそうだが、その後はどの業種が優勢となるかの判断は難しい。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧