大相撲が大揺れなのは、本紙でも既報の通り(写真は八百長問題を報じる2月8日付の毎日新聞記事)。
野球賭博の捜査の過程で、力士の携帯電話のメールのやりとりのなかに証拠が見つかり、一挙に八百長疑惑が噴出したわけだ。
もっとも、当局のように強制力のない相撲協会の特別調査委員会では限度があり、携帯電話を任意提出しない力士もおり、この八百長問題は犯行を認めた4名(+α)をトカゲの尻尾切りすることで蓋をする様相だ。
まして、“相撲”賭博に関しては、野球賭博で(胴元としての賭博開帳図利ほう助)逮捕された元幕下力士・山本俊作容疑者(35)が相撲の取り組みも対象としていた可能性があるとして、警視庁は立件の可否を検討するようだが、今回発覚した八百長メールの取り組みとは無関係だったと見られ、相撲賭博にまで問題が拡大する様子はない。
だが、本紙はすでに昨年6月、マスコミにバラ撒かれていた「相撲賭博主催者」リストなるものを取り上げている。