アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(251回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(10月3日~10月8日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は28,771円と、前稿比-1,477円(※▲252円⇒ +118→ +1254→ +1487→ +628→ ▲964→ +157→ +536→ ▲264→ ▲455→ +63→ ▲843→ ▲283)と大幅続落した。
岸田総理誕生翌日の30日からも、-774円安となり、ご祝儀相場は残念ながら経済対策の中身待ちといったところか。ただ、30兆円レベルの経済対策を発表されても、前年度の繰越金を使っている感が出てしまうだけなのでひと工夫がほしいところ。岸田さん、よろしくお願いしますよ。また金曜日の夜は、メルク社から新型コロナの治療薬がFDAに緊急承認されると発表されると、夜間の日経平均CFDも下げ止まり29,038円まで戻っている。
TOPIX(東証1部全体)は、終値1,986ポイントと週間で-105P安(※前項は▲9⇒ +8→ +77→ +86→ +48P)と日経平均よりはまともか。
そしてNYダウは、週間で-472ドル安となる、34,326ドル(※前稿比+217⇒ ▲23→ ▲761→ ▲87→ +246→ ▲305→ +306→ +274→ ▲127→ +374→ ▲182→ +94)。日本株よりは反発したか。ここから日本株は、NYダウ・ナスダックと連動を強めそうだが、どうやらいつも通りの米国株からビハインドの流れは変わらなそうな雰囲気だ。
先週は週明けから、「とても総裁選に期待しているような地合い」ではなかった。この流れをみて筆者は「新総裁決定で材料出尽くしとなり一回大きな反落をする」と考え、9月28日に「MIPOX」(8351)を売却した。
そしてマザーズ先物12月限度も同日、大崩れした際に泣く泣く損切りさせていただいた。12月限ゆえ、しばらく持っていたい気持ちが上回り、大きな利益がのっていたのに損失となるミス。しかも、いまのところ大底で売ってしまっているから、悲しい。マザーズ市場だけは、出遅れ過ぎであることから上昇相場に転じた時にまた狙っていきたい
そして総裁選当日の29日の午後1時過ぎ、地方票の集計結果があらかたで揃っているのに(河野氏敗北)、リバらない相場付きをみて、「これはやっぱり海外勢は、河野新総理に期待していたんだな」と感じざるをえない流れに恐怖しながら、「東京電力」の買い増し分はすべて売却、リカクできた。翌日は約-10%もの雪崩となっていたことから、巻き込まれたら利益がほとんどすべて飛んでいたことになるので、薄氷だが大勝利だ。ただ、こちらも長期で保有するつもりだった「三井住友FG」。こちらは総裁選翌日の暴落のさなかに損切りさせていただいた。こちらは米国債のデフォルト懸念が強く出ている中、メガバンクは耐えられないと感じたので致し方なかっただろうか。
これで現在の筆者のポジションは、大きい順に(1)「酒井重工業」(6358)、(2)「東京電力」(9801)、(3)「石井表記」(6336)で、信用維持率は211%まで上がっている。
しかし、先週金曜日は日経平均株価指数が28,681円程度まで下落した際に、75日移動平均線が28,624円、200日線は28,670円だったことから、「絶好の打診買いチャンス!」と考えてみたものの結局買えずじまいだった。本来だったら、ここは打診買いでピッタリな位置であるにもかかわらず。それは筆者がいまは上昇の可能性が薄い、と考えてしまったからだろう。

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