本紙は旧第一勧業銀行(現・みずほ銀行)本店が振り出したとされる額面200億円の自己宛小切手コピーを入手した(以下に転載)。
提供者によれば、これはM資金詐欺の類ではなく本物とのこと。
それも、日韓裏面史を物語るものだという。
「全斗煥(冒頭左写真)政権(1980年9月~1988年2月)後期の87年ごろから、わが国政府は韓国の政権安定化のために密かに多数の小切手を振り出すかたちで資金援助をしていた。この小切手はその1枚。金泳三(冒頭右写真)政権時代(93年2月~98年2月)まで、一部は換金されたが、換金されない分(担保差し入れで額面の10%分借り入れできた)は上級の国会議員によりしっかり管理されていた。
ところが、それまでの慶尚道ではなく、全羅道出身の金大中政権が誕生(98年2月)して以降、秘密裏に政権外部に持ち出されることになった。この1枚は2000年ごろ持ち出され、日本において換金業務が開始された。しかしながら、本来は韓国政府からそれなりのルートを通じて日本政府に請求すべきものであり、そうでないため換金出来ないなか時間が経過し、その間に小切手の事情を知る者が政権中心から外れるなか、本物であるにも拘わらず宙に浮いたかたちになってしまった」(事情通)
この事情通の関係者が、みずほ銀行本店に出向いたこともあったという。
本来、小切手は即、換金できるもの。ただし、この小切手は「銀行渡り」=「線引き小切手」と呼ばれるものなので現金ではなく、差し出した者の指定口座に入金される(実際、200億円の現金を持ち帰れないだろう)。
ところが、本店の対応は「関係ない」だったという。そこで、「偽造か?」と問うと、「知らない」というので、「警察を呼べ」というと一変して口を聞かなくなったという。