アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(93回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(7月28日~8月3日)&MY注目銘柄

■プロフィール 投資歴18年、出版社勤務の兼業投資家。投資に必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」、3に「ファンダ」だと考えており、勝ってもおごることなくたえず反省を繰り返し、安定して資産を増やす投資を心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は22,713円と、前週比+15円の小幅な上昇となった。しかし、金曜夜の米国市場は決算発表が本格化する中、決算良し&今期の見通しもコンセンサス以上を叩き出した「インテル」が、次世代10nmプロセッサー(チップ)の投入が遅れる、とのガイダンスだけで-8.6%もの大急落をみせ、これが全体の地合いまで悪化させたか、日経平均先物も22,600円で戻ってきている。しかし、決算で約20%もの株価下落に見舞われたフェイスブックや、ツイッターなど、今回の決算では、ここまで買われに買われてきたハイテク&ナスダック市場が、今度は過度に売られるという図式が鮮明である。
また、日本市場においてたいへん気になっていることがある。足元では米国はおろか、中国と欧州までも株式市場の商いは膨らんでいるというのに、日本株だけが放置プレーを喰っているのだ。もはや先進国の中で唯一、無関心にさらされているのが、我らがNIPPONなのである。この理由を筆者は、現時点で説明できないでいるが、確実なことは、3度まで跳ね返された日経平均株価23,000の壁は、海外勢が本気で買いに来なければこじ開けられることはできない、ということだろう。
さて、今週のストラテジーに移りたい。今週は、日本では31日(火)の「日銀金融政策決定会合」、米国では8月1日(水)23時に発表される「(7月)ISM製造業景況感指数」と、8月3日(金)23時に発表される「(7月)ISM非製造業景況感指数」が大注目だと考えている。米国のISM指数に関しては、前回6月発表の際に、『今後の貿易摩擦の影響を懸念するコメント』が目立って多かった。ISMのようなマインド指数は、悪くなるときは大きく悪くなり、それが株価のショック安を招くので、買いポジションが多くなっている読者諸兄におかれては、「国際のETFVIX(1552)」などの買い持ちは必須である、と考えている。また31日のアップル決算も注目だろう。新型アイフォーンの10月への発売延期が噂されているが、この銘柄も決算後大きく売られるとなっては、さすがに相場がもたない。たいへん注意を払いたいところ。
また31日(火)の昼ごろに結果が発表される「日銀金融政策決定会合」では、年間6兆円を買いつけるETF予算のうち、TOPIX連動型の比率を上げる方向で議論する方向だと報道されている。現在の買い付け比率はTOPIX型78%、日経平均型22%であるから、100%TOPIX型の買いつけに移行する可能性があり、日経平均株価の暴落をケアしたいところ。ただ、日本は1-3月期GDPが先進国の中で唯一マイナスに沈んでおり、おそらく8月10日発表の4-6月期GDPもマイナスとなり、「リセッション(景気後退)だ」と騒がれる可能性が高い状況なので、日銀としても大規模な金融緩和策を継続する方針には変わりはないだろう。ただ、予断を許さない状況なので、火曜日までは無駄なポジションを持つことは避けたい。
さて、筆者のPF(ポートフォリオ)に移る。本稿で注目した「コマツ製作所(6301)」の1Q決算が27日(金)に発表された。経常利益コンセンサスが82,164百万だったところ、結果は92,940百万と、過去最高の素晴らしい実績を叩きだし、通期業績での進捗率も29%となった。株価面でも、さすがに週明けは高く始まるだろう。ただ、コマツ社も決算発表で中国市場への先行き不透明感を話したようだが、先に決算を終えているロボット大手「ファナック(6954)」などでは、はっきりと「6月以降の中国市場の受注が大きく減速しており、結果4~6月の受注は前年同期比-35%になっている」という話がでているため、「コマツ(6301)」に関しては、月曜日にいったん手じまう予定だ。また7月30日(月)には米国・キャタピラー社の決算があるので、コマツの決算はまたげてもキャタピラーの決算をまたぐのは正直怖い、ということもある。「三菱UFJFG(8306)」は、31日(火)の前場までは様子を見る予定だ。これ以外では、同業の「信越化学(4063)」のシリコンウエーハの業績がすばらしくよかったため「SUMCO(3436)」と、「エスケーエレクトロニクス(6677)」のポジションが大きめである。
しかし、後述するテクニカルの項をみれば、海外勢の買い越し基調が確認され、懸念されたNT倍率の解消がみられ、かつ裁定買い残の反転の兆しがあるという状況なので、通常なら買いが報われる展開であることは間違いない。8月は、日本の株式市場にとって鬼門の季節であることは承知の上で、売買代金が上がって全体が買われだすようであれば、めずらしくサマーラリーとなる可能性もあるが、今週は対米貿易赤字の解消を迫られる『日米通商協議』入りする可能性も高く、トランプ大統領がいったん黙ってくれるタイミングを見計らって、また買い出動するのが吉だと考えている。

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