アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙に記事削除要請も――あの青山清利が、今度は脱税で逮捕に

東京地検特捜部は本日、法人税など約3600万円を脱税した容疑で、経営コンサルタント会社「エーシーエス」(東京都新宿区)のオーナー・青山清利容疑者(43。冒頭写真)と同社社長の2人を逮捕した。
そう、この青山容疑者は、本紙既報のように、以前には後に上場廃止になった「トランスデジタル」、「タスコシステム」、「春日電機」に闇金融資したかと思えば、米国アメックス上場企業のコールセンター子会社、またあの秋田新太郎氏率いる太陽光発電装置販売会社「エステート24ホールディングス」に乗っ取りをかけるなどの疑惑も。背後に暴力団の影も見え隠れした。
その手口の余りの強引さもあってか、ついに13年5月にはまずは未公開株詐欺容疑で逮捕に。こちらは一審は証拠不十分で無罪も、さらに銀行融資詐欺でも逮捕され、こちらは一審有罪となっている。
既報道では、今回の脱税容疑は、こうした数々のトラブルにおける和解金に充てるためと見られるが、同情の余地はないだろう。  というのも、このように数々の違法行為などをやり、カネ儲けし、派手に遊び回っておきながら、本紙既報記事が信用面でジャマになったようで、昨年7月、ニフティーを介して記事削除の要請をして来ていた。
横に掲げたのは、これに対する本紙・山岡の「回答書」。それを見てもらえばわかるが、青山容疑者は実際はまだ裁判中、それも銀行融資詐欺では一審懲役3年執行猶予4年の有罪にも拘わらず、すでに無罪になったかのような虚偽の事情を代理人弁護士に告げて要請していたようだ。この回答を受け、ニフティーは記事削除を見送っていた。
この執行猶予が今回裁判中に確定しても、これまた今度こそ服役ということもあり得る。一方、ついでにお伝えしておくと、秋田氏が関わっているとの噂もある「福島電力」だが、相当資金繰りが厳しく、水面下でスポンサー交渉が行われているとも聞く。

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