アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(223回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(3月15日~3月19日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫

先週の日経平均株価の終値は29,718円と、前稿比+854円(※▲102⇒▲1051→ +497→ +741→ +1,116→ ▲968→ +112円→ +380→ +695→ +681→ +106)の大幅反発で引けた。その夜のNY市場も、寄り底から右肩上がりのジリジリ高となり、日経平均CFDは29,680円と多少の下げですんだ。
またNYダウは、週間で+1207ドル高となる、32,757ドル(※前稿比+564⇒ +460→ +44→ +335→ +1140→ ▲1014→ +182→ ▲284→ +492→ +427→ +133)と大幅に上昇したので、心穏やかな週末を迎えている。
先週、米国では週を通して国債の入札(3年・10年・30年)があり、市場はナーバスな雰囲気に包まれたが波乱はなかった。そして迎えた週末の金曜日、よりにもよって日本市場が大引けを迎えた後に、米国長期金利が謎の上昇?を見せるとともに、ナスダック先物の下落があってキモを冷やしたが、NY市場が開いてみれば、寄り底のジリ高でしっかり戻って大引けを迎えて、ナスダック市場も金利高への耐性をつけてきた様子が鮮明だった。
なにせ、米国10年債利回りは1.626%! 3月6日に一時1.62%、2月28日に一時1.61%まで上昇した数値を越えてしまったのだからハレーションを起こしてもしかるべき状態だったと言える。しかも週末金曜日だから処分売りもでたことだろう。
もともと足元の3月は、金融機関の年度末の益出しや、今年は特にGPIFのリバランス売りが観測されているが、これらは市場に知れ渡ってきておりそろそろ終盤を迎える。となれば、逆にここからは日本市場には3月末の配当権利落ちを狙った資金が押し寄せてくる可能性が高い。なんたって4月の日本市場は、国内機関投資家の新年度マネーが例年入ってくるタイミングであること、そしてそれを狙ってか海外勢が日本株を高確率で買い越す特異月であるのだ。
狙い目は、ここまで売り叩かれた大型ハイテクグロース株を選択すべきだと思う。特にシリコンウエハー関連株は、需給ひっ迫状況に間違いないため、堅く勝てそうだ。投資配分としては上記を半分程度で、残りの半分は出遅れが極端なマザーズ市場を買うのが面白いだろう。なにせ、この指数だけ200日線のあたりまで派手な調整となってしまっているのだ。筆者は6月限のマザーズ先物を買っており放置する戦略を採る。

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