アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(215回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(1月18日~1月22日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
さて、先週の日経平均株価の終値は28,519円と、前稿比+380円(※+695⇒ +681→ +106→ ▲94→ +106→ +118→ +141→ +1061→ +1348→ ▲540→ +106→ ▲208→ +590→ ▲176→ ▲155→ ▲46→ +201→ +205→ ▲37→ ▲369→ +959→ +620→ ▲1042)の4週連続の上昇となった。その夜は、バイデン次期大統領による追加経済対策での発表があったことで、セルザファクトの動きとなったか? 日経平均CFDは28,239円と安く引けている。
NYダウは、週間で-284ドル安の30,814ドル(※前稿比+492⇒ +427→ +133→ ▲172→ +308→ +430→ ▲217→ +1821→ +1157→ ▲1809→ ▲295→ +20→ +904→ +508→ ▲483→ ▲9→ ▲467→ ▲521→ +724→ ▲1→ +498→ +1005→ ▲42)と下落した。ただ、まだこれまで何度も跳ね返された30,000ドルを下回っておらず、現状がただの調整なのか? いまが天井圏なのか? の判断がつきづらい状況だ。
さて、今週のストラテジーへと移りたい。
まず先週の引けで、反落ムードを演出してしまった米国株。市況解説を読むと、「バイデン氏の追加経済対策にサプライズがなかったため、セルザファクトの動きとなった」と記されているのだが……。
筆者が気になっているのは先週末、米国はSQだったので、通常ならオプション・先物勢が上に引っ張る動きを鮮明にすべき展開のはず。だがそうはならなかった、という事実だ。これに少しの警戒感を抱いている。ただ、週明けの月曜日は、キング牧師記念日で米国は休場である。よって、ただの3連休前の調整と捉えて良いのだろうか!? この結果は19日(火)の夜の米国株式市場が開かないことには判断がつかない。
そしてバイデン氏の追加経済対策案。当初の予想通り、1.9兆ドル+家計に1400ドルの給付金と、規模は大きいものの内容に特筆すべきところはないだろう。1つ大きく気になるのは「最低賃金を現在の7.25ドル→15ドルに引き上げる」と書かれていたこと。これは、新型コロナとの因果関係が希薄であることと、ドラスティックな変更になるため、議会で通るのか大きな疑問符がつく!?
民主党のトリプルブルーとなっている米国議会だが、共和党の議席数もいまだ多く、揉めて膠着状態に陥るとなると、新型コロナ肺炎で死に体となりつつある米国経済に大きなダメージを与えることになる。しかしバイデン政権は、2月には景気回復に弾みをつけるべく、追加経済対策第2弾をまとめる方針との報道も出ている。よって現在は、目先、どっちに転ぶかわからない株式市況だと考えている。
よって今週も、今後相場の方向性に自信が持てるまでは、景気敏感株などの新規投資は控え、保有株の売買も避ける、いわゆるウォッチが望ましいと考えている。相場の異変はHYG(ハイイールド債)や、コモディティの銅やアルミニウムの値動きで判断したい。またNYダウの25日線である30,464ドル(現値30,726ドル ※CFD値)を、引けで割ってしまうのなら、翌日、日本株の保有ポジションは、落としておいたほうが無難だろう。

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