アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(214回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(1月12日~1月15日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
1月5日に、米国ジョージア州で行われた上院議員の決選投票は、事前予想とは異なり民主党議員が2議席獲得し、大統領、上下院を民主党が制するトリプルブルーとなった。ただしコロナ禍であり、民主党が掲げる「増税」「IT規制強化」の政策はいったん無視され、目先の追加経済対策でのバラマキ(個人給付金2000ドル)を市場は好感する形で、株式市場は大きく節目を越えて上がった。
この上1月6日、トランプ支持者が大挙して、選挙人確定作業をする国会議事堂になだれ込んで、死者4名を出す大惨事となってしまったことから、トランプ大統領も渋々政権の移行を表明している。トランプ氏は、ツイッターやフェイスブックも凍結され、情報発信ができない状況だ。
さて先週の日経平均株価の終値は28,139円と、前稿比+695円(※+681⇒+106→ ▲94→ +106→ +118→ +141→ +1061→ +1348→ ▲540→ +106→ ▲208→ +590→ ▲176→ ▲155→ ▲46→ +201→ +205→ ▲37→ ▲369→ +959→ +620→ ▲1042)の大幅上昇となった。その夜も、バイデン次期大統領による、追加経済対策での発言があるなどリスクオンに傾き、日経平均CFDは28,386円と高く引けた。
NYダウは、週間で+492ドル高の31,098ドル(※前稿比+427⇒ +133→ ▲172→ +308→ +430→ ▲217→ +1821→ +1157→ ▲1809→ ▲295→ +20→ +904→ +508→ ▲483→ ▲9→ ▲467→ ▲521→ +724→ ▲1→ +498→ +1005→ ▲42)とこちらも上昇。これまで何度も跳ね返された30,000ドルを下回らなくなってきた。
筆者は、1月6日(水)に日経平均が27,002円の安値をつけ、その夜、先物取引で27,000円を割り込まない絶好の展開をみていたにも関わらず、勝負を見送ってしまった。これは年末~年始にかけて先物取引で勝った資金を減らしたくないという思いと、ブルーウェーブという、株式市場にとってマイナスな政権になってしまった危惧の念、そして割高すぎる株式市場への懸念から、6日(水)夜間のNY市場を見てからでないと買えない、という弱気バイアスにかられてしまったのだ。まだまだ修行が足りないことを痛感した1週間だった。
ちなみに、市場では「日経平均ドル建て株価指数」が、1月9日(土)に270.83と、バブル後の最高値を更新したと報じられた。採用銘柄も入れ替わっているのであまり意味はなさないが、日経平均株価の高値は38,957円となるのでこちらはまだ遠い。ちなみにNYダウは、楽々史上最高値を突破しているが。

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