アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(213回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(1月4日~1月8日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
新年明けましておめでとうございます。本年も、読者諸兄の安定した資産形成のお役に立てるようしっかり努めてまいる所存です。引き続き、本サイト『アクセスジャーナル』へのご愛顧のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。

さて昨年末、大納会での日経平均株価の終値は27,444円と、前稿比+681円(※+106円⇒ ▲94→ +106→ +118→ +141→ +1061→ +1348→ ▲540→ +106→ ▲208→ +590→ ▲176→ ▲155→ ▲46→ +201→ +205→ ▲37→ ▲369→ +959→ +620→ ▲1042)の大幅上昇となった。しかし年が明けて1月4日の大発会は、新型コロナ肺炎蔓延による「1都3県の緊急事態宣言発令か」!? と剣呑モードとなり27,258円と崩れて引けた。
NYダウは、週間で+427ドル高の30,606ドル(※前稿比+133⇒ ▲172→ +308→ +430→ ▲217→ +1821→ +1157→ ▲1809→ ▲295→ +20→ +904→ +508→ ▲483→ ▲9→ ▲467→ ▲521→ +724→ ▲1→ +498→ +1005→ ▲42)とこちらも上昇。これまで何度も跳ね返された30,000ドルを下回らなくなってきた!
筆者は、前稿212回で示したように、米国メジャーSQでの需給変化を恐れて、念のため12月21日(月)から日経平均の空売りを始めた。結果、思惑通りに市場は下がったが、調整程度で反発を開始する雰囲気となったため、このポジションは薄利(※途中日経平均400円分以上の利益だったが)で撤退。そして返す刀で12月29日の寄り付き前に日経平均先物を購入し、1月4日の寄り付きで売却(日経平均で600円ちょいリカク)した。この理由については本稿の読者には改めて書く必要がないだろう。なんたって、直近の高値を抜けたのだから。
仮に、ここで買えなかった人や、逆に空売りを入れてしまったなんて読者がいるのなら猛省すべきです。確かに筆者も、現在の相場が高すぎる可能性を折り込んで、調整がくる可能性のほうが高いかと考えていた。だが、その考えに固執することなく、冷静に対処できたことは経験のなせる技なのかもしれない。同じような局面を何度も見知っていることはやはり大きい。今後も、しっかりもみ合った後に高値を更新していく流れになりそうな場合は、読者諸兄におかれましても必ずついていくことをオススメしたい。だいたいこの場合は、損切りになったとしても軽症ですむのだ。
そして、1月4日の寄り付きに日経平均先物をいったん売ったのは、1月8日から国内で1ヵ月程度を想定する「緊急事態宣言」のためではない。1月5日の米国・ジョージア州での上院議員選挙2議席をめぐる報道に違和感があったからだ。もともと共和党の鉄壁の地盤であるジョージア州。20年間民主党の上院議員が誕生していないという触れ込みだったから、さすがに波乱は起きないと思われていたはずだ。ただ、大統領選挙ではバイデンが勝っている州ではある。

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