「クレアホールディングス」の大株主に、「ナック」西山名誉会長が登場

　約１カ月ぶりに、「クレアホールディングス」（1757。東証２部。東京都港区）について報じる。
11月20日に予定されていた臨時株主総会がドタキャンされて以来で、現経営陣と、現経営陣を無能と見て３人の取締役を送り込もうとした株主の「セノーテキャピタル」（岡本武之代表）が経営権を巡り争奪戦を展開しているのは今も変わりない。そして現経営陣もさすがに来年１月中には臨時株主総会を開くとしているが、まだ具体的な日時は決まっていない。
そんなゴタゴタしており、かつ、そもそも売上高こそ約23億円（20年３月期）あるものの赤字続きで「疑義注記」の問題企業の大株主に、よりによってダスキン代理店最大手「ナック」（9788。東証１部。東京都新宿区）を創業、現在の地位に導き財も名誉も手に入れている西山由之氏（冒頭写真。78）が登場したものだから、驚きを持って見る関係者も少なくないようだ。