「クレアホールディングス」(1757。東証2部)は17年5月に新株予約権付社債を発行した(7億7500万円。すべて転換され、払い込んだ松林克美氏は今もクレアの9・72%株主)が、本紙では10月3日、その舞台裏につき報じた。
松林氏に関しては詐欺疑惑があるばかりか、反社会勢力にも通じる者だったが、なぜかクレアの反社チェックをクリア。しかも、社債発行直前に業務提携した「アセット不動産」との有料老人ホーム建設事業でクレアの売上を上げる目論見は、アセットがほどなく実質倒産した(松林が実はオーナー)ことで計画倒れに終わったわけだが、追加情報というのは、この松林氏に7億7500万円貸し付けていた金主がとんでもない事件を起こしていたことが判明したからだ。