
北野武とその軍団が「フライデー」編集部を襲撃した所謂「たけし事件」についての昔話だ。
週刊誌のフリーランス記者は三十年やったが芸能取材はほとんどない。河原者の世界には疎い門外漢である。。頓珍漢なことを書いたらご寛恕願いたい。
事件のあった昭和五十八年は前に書いた野村秋介さんの「石川カメラマン救出」の年だ。その前年には野村さんや人権派弁護士の遠藤誠さんたちと静岡の「一力一家問題」などをやった。だから日本青年社の衛藤豊久さんともすでに縁があった。


「君のように社会的に影響力のあるタレントが『赤信号みんなで渡れば恐くない』などという違法行為を助長するような反社会的発言をするのは問題だ!」ーーたしか、日本テレビなどに街宣をかけたのだった。
「あれはシャレでして」なんて言い訳が通用しないから芸人も困っただろう。
