アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<記事紹介>「警察に凄んだ『武田良太(国家公安委員長)』秘書の暴行逮捕」(『週刊新潮』3月12日号)

 現在発売中の『週刊新潮』の2週も前の号に載ったこの記事(冒頭写真)を今ごろ紹介するのには2つの理由がある。
一つは、この記事タイトルを見る限り、暴行で逮捕された秘書の名前はわからない。常識的に考えて、この暴行事件が取り上げられたのは偏に国家公安委員長も務める武田良太代議士の秘書(それも私設)だからと思い内容を見ず飛ばし読みした。ところが、実はこの秘書、あの「原発フィクサー」ともいわれる白川司郎氏の息子だったのだ。数日前、政界関係者にそれを教えられ、それならと読んだ。
そして、2つ目の理由は、この武田代議士が国家公安委員長であることを思い出し、いまさらながらだが紹介することにした。
というのは、この記事にあるように、武田氏がトップを務める国家公安委員会の役割は<警察行政の政治的中立性の確保>、<警察運営の独善化の防止>で、警察機構の「お目付け役」。
つまり、警察に対し大きな力を持っており、「政界フィクサー」の父を持っていることもあるのだろうが、そんな武田代議士の秘書だからこそ、ただの私設秘書に過ぎないのに、やって来た警官に「俺は国家公安大臣の秘書だぞ」、「俺を捕まえていいのか」、「大臣を呼ぶぞ」などと繰り返し毒づいたわけだ。
なぜ、本紙が国家公安委員長に拘るかというと、本紙ではいま、黒川弘務東京高検検事長の「賄賂疑惑」を取り上げているが、その疑惑で黒川氏を繋いだのは、国家公安委員長を務めた代議士との証言等が出ているからだ。

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