アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「澤田ホールディングス」株公開買付者の気になる過去と人脈

澤田ホールディングス」(8699。JQ)の株式の公開買付けを「ウプシロン投資事業有限責任組合」が公表したのは今年2月20日のこと。
それによれば、すでに対象者の代表取締役会長かつ筆頭株主である澤田秀雄氏(冒頭左写真。26・81%)と、澤田氏の資産管理会社「秀インター」(2・77%)の全部について応募する旨の合意が出来ているという。そして1株1050円(株価チャート=冒頭右写真)で、最大50・1%と設定。その買付資金は最大260億円になる。
しかしながら、2月26日、そして3月16日開催の澤田ホールディングスの取締役会においても、この公開買付けにつき意見の表明を留保した。
同社のIRを見ると、未だ懸念点が解消できないためで、その最大の理由は、澤田ホールディングスは特定子会社のモンゴル最大手「ハーン銀行」が主だが、同銀行の実質的な支配株主が異動することからモンゴル中央銀行の事前承認が必要だが、公開買付者は事前承認は不要といっている点にあるようだ。
だが、本当に懸念材料はそれだけだろうか。

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