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<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第5回 夏バテには緑豆がお勧め」

筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。

青小豆とも呼ばれる緑豆(りょうとう)は、「緑豆春雨」や「もやし」の材料になる豆です。
日本ではなぜかあまり使われませんが,お粥,スープ,お菓子など様々な用途に利用でき,薬効も優れているおすすめの食材です。台湾や中国では食材やお菓子の材料としてスーパーなどで売られています。
2から3時間水に浸すと料理でき火が通るので、黒豆や小豆など一晩水に漬けてから調理する他の豆に比べて料理のしやすい豆です。
ジメジメした梅雨から初夏のこの時期は体に水が溜まりやすくなったり、食品も傷みやすく食あたりの心配も出てきます。強い利尿作用,殺菌作用を持ち、体にこもった熱をとる緑豆は、夏バテや食中毒の予防にうってつけの食材です。

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