アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(168回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(2月3日~2月7日)&MY注目銘柄

■プロフィール 投資歴18年、出版社勤務の兼業投資家。投資に必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」、3に「ファンダ」だと考えており、勝ってもおごることなくたえず反省を繰り返し、安定して資産を増やす投資を心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は23,205円と、先週比-622円(前稿比▲214円⇒ +190円→ +194→ ▲160→ ▲206→ +669※12月2週目)の大幅下落となった。その後、夜間の日経平均先物は、コロナウイルス(新型肺炎)の脅威、そして週明けの上海市場の大暴落を警戒するかのように、22,712円と、夜間だけで-500円もの大バーゲンである。
 しかしこの新型肺炎、潜伏期間が長く発症までに2週間程度かかる例が間々あるようだ。しかも潜伏期間においても、人から人への感染が確認されており、これでは感染者の拡大は止まらない。その上、免疫機能を破壊するタンパク質を有しており、再感染のリスクさえあるのだというから恐ろしい。2月2日現在14,423名、死者304名とは、すさまじい罹患者数の増加だと言わざるをえない。
週明けには、春節で休場だった上海市場が開く。先物市場で「中国A50」の推移をみると休場の1週間で、約8%程度の大きなマイナスとなっていることがわかる。しかし、中国人民銀行は、2月2日(日)に「リバースレポにより1兆2000億元(18兆7400億円)を市場に供給する公開オペレーションを実施する」と、さっそくテコ入れとなる政策発動をしてきた。週明けは、この政策を受けて、市場がどう反応するか? まずはAM10:30が大注目である。
さっそく今週のストラテジーに移る。現在、最新の中国発表資料では、治癒者350名と、死者数304名を上回ってきた。この新型肺炎は現在のところ「SARS(サーズ)肺炎」などと比べても致死率(約2%)が低く、当初から言われてきた「致死率の低さ」の確度が高まってきたといえるだろう。今後ワクチンや、治療薬が確保できてくれば、そう過度に恐れる必要はない可能性もある。
 しかし例年、この2月と、7月~8月の夏場は、株価が下げやすいアノマリーがある。またそもそも、致死率はさておきこの驚異的な「感染拡大」が止まらないと、実体経済への悪影響が止まらないことから、週明けに株を買っていって報われるとは考えづらい。
そもそも市場は、「行き過ぎる性質」を有しているため、もうひと暴落きて、日経平均の200日線である22,084円にタッチする可能性は充分あるといえるだろう。そうなった時に資金がなく、株を買えないんじゃ、いつまでも大きなマネーは掴めない。
よって筆者は、今週は2大方針を掲げて市場をウォッチしていく所存だ。1つ目は「日経平均株価が200日移動平均線ラインにタッチする」、2つ目は「感染拡大のペースが止まってくる」。この2つのうち、どちらかが確認できたら全力買いといきたい。
また最後に備忘録を2つ。まずは決算発表から。

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