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<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第21回 杏仁の効能」

筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ」発信中。

 杏仁(きょうにん)とは杏(あんず)の核を割ると出てくる白い種肉の部分です。
あんずは、英語でアプリコットと言い、古くから食用、薬用など広く使われてきました。日本でも平安時代から薬として用いられていました。梅や桜に似ている花は淡いピンク色で、信州では桜より少し早い3~4月に花が咲き、実が熟すのは6月ごろです。
果肉から取り出した核を、乾燥した後に割って種子を取り出したものが生薬の杏仁です。
同じものでも薬用と食用で読み方が異なり、薬用は杏仁(きょうにん)、食用は杏仁(あんにん)と呼ばれています。
薬用には苦みの強い苦杏仁(クキョウニン)、食用には甘みのある甜杏仁(テンキョウニン)が使われます。

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