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<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第24回 梅雨時の“水毒”にご注意!」

筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ」発信中。

 関東地方はすでに日中は真夏並みの30度を超える日も。それでいて、梅雨特有のじめじめ感があるので蒸し暑いと来ている。
そんなわけで、7月半ばの梅雨明けを待たず、すでに水をガボガボ、ついでにアイスなどの冷たいものをバンバン摂っている方も多いはず。
確かに、体にとって水は必要不可欠。だが、多過ぎると体に害を及ぼす“水毒”となると漢方では考えます。
その主は症状は、体が重だるい、痺れ、むくみ、めまい、頭痛、耳鳴り、うつ症状、高血圧、アレルギー性鼻炎、喘息、下痢、頻尿、皮膚病……。
 水毒のサインとして、下写真のように特有の舌に歯型がくっきり付くこともあります。
日本という国は、湿度が高いために細菌が繁殖しやすく、カビが発生しやすい風土です。人体においては、湿気のために汗が発散できずにこもり、新陳代謝が妨げられやすくなります。四季があり風光明媚な国である日本は、じつは人体にとっては厳しい風土なのです。特に湿度が高くなるこの梅雨時期、さらに真夏時期もこの傾向が強くなります。
なかでも気圧が変動し低気圧になる時、体は水を溜め込む傾向があります。雨や台風の前日は特に注意しましょう。体内に水が溜まりやすくなる一方で、かんじんなところは水が不足し、脱水から熱中症が増加し始めるのもこの時期です。
では、水毒を溜めないために、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

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