アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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『週刊ポスト』に「3万円買春」と報じられた市長のその後

『週刊ポスト』が、さすがに名は伏せ、顔は隠しているものの、写真まで載せ、女子大生Aサン(22)の「3万円出してくれた」との告発記事を載せた10月18・25号合併号が出たのは10月7日のことだった。
買春したとされるのは、愛知県小牧市(冒頭右写真。人口は約15万人)の山下史守朗(しずお)市長(冒頭左写真。44)。
父の後継で27歳で小牧市選挙区から出て愛知県議初当選(自民党)。県議3期目途中に無所属で立候補し、35歳で小牧市市長に。現在、3期目。
買春疑惑があったとされるのは18年春というから、むろん山下氏が市長の時だ。同記事には、山下市長とAサンのLINEのやりとりとされる写真も掲載され、しつこく誘う山下市長への、Aサンの<やっていることは不倫ですよね>に対し、山下市長は<不倫というより、売春と買春では? 金銭が仲介していますから>と確信犯ぶりの返事が。
しかしながら、この『週刊ポスト』発売の当日、山下市長は市役所での報道陣の取材に対し、全面否定。
翌8月の「読売」(愛知版)には、「書かれている内容は、すべて事実無根」、「法的処置も検討したい」。2人が出会ったという名古屋市内のクラブにも行っていないし、LINEのやり取りもしていないと報じられている。
 また、10月16日の臨時議会でも、3人の市議の緊急質問(横写真)に対し、「まったく身に覚えがない」と繰り返している。
この市長の主張が事実なら、『週刊ポスト』掲載のLINE記録はデタラメ、Aサンなる女性もデッチ上げということになる。
ところが、それからすでに1カ月半が経過しているが、未だに山下市長は『週刊ポスト』を告訴していない。
いったい、どうなっているのか?

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