アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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子ども英会話の家庭教師派遣会社倒産で問われるサンマークグループの責任

英会話の家庭教師を派遣する「ビンバンブンクラブ」を全国展開している「オーブエデュケーションシステム」(さいたま市)、「エデュケアシステム」(東京都新宿区)の2社が東京地裁に10月28日に破産申立てを行い、翌29日に破産手続き開始が出ていたことが昨日判明した。 負債総額は両社で約48億円。91年からこの事業を始め、現在、生徒は全国で約2万世帯に上る。すでに同社HPは閉鎖され、レッスンは完全に受けれなくなっている。 よく見られる倒産ではあるが、しかし、両社はサンマークグループ会社であることを信用とし、この事業を行って来た。オーブエデュケーションシステムの本社が、つい最近まで高田馬場のサンマークビル4Fにあったのはそのためだ。 サンマークグループといえば、いまやべビーシッター派遣、保育所経営、教育図書販売、トラベル事業、コンピュータシステム開発、OL向け情報誌発行、結婚情報サービスまで手がけ、総従業員数は約1700名、年間売上高は約230億円を誇る。そして、その事業内容は公的な要素が強い。 また、サンマーク出版から出された単行本『母原病』などは世の話題をさらったこともある。もっとも、『脳内革命』で物議を呼んだり、マルチ類似商法のアムウェイのトップ販売員の本を何冊も出すなど、怪しげな例も目立った。 いずれにしろ、今回の破産、グループ代表は「いまここに生きていることを喜び、人への感謝と責任を大切にして一人ひとりの幸福と社会の発展に寄与します」などとHPで経営理念を述べていた以上、一般利用者へのケアは十分に尽くすべき。さもなければ、グループ全体の信用失墜に繋がることだろう。…

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