アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<記事紹介>「中国政府、ラサの暴動をでっちあげ」(米紙『Epoch Times』。3月22日)

 今回のチベット騒乱で、中国政府がマスコミ向けに「チベット人が暴徒化している」証拠として公表した1枚(横写真)と、その写真の右上に映っている刃物を持った人物(=チベット人暴徒に化けている中国警官とされる)を拡大したもう1枚(下写真)をよくご覧いただきたい。
同記事によれば、この事実は、タイ在住の中国人(匿名希望)の証言でわかったという。
この証言者女性は今回の騒乱が始まった時、ちょうどラサにいて、地元警察署の知り合い警官を何度も訪ねている間に、この警官と顔見知りになったという。ところが314日、彼女は警察署で、逮捕されたチベット人と共に同じ男が刃物を持って歩いているのを目撃。その後、同じ男がチベット服から警官の制服に着替えて現れたという。そして、さらには中国政府がマスコミ向けに発表した写真の中に登場したのを見てショックを受け、インドのチベット人団体に連絡をとり証言したという。
そこでこの団体は3月17日、集会の場でこの事実を明かしたところ、その後、公表された同じ写真からこの男の姿が消えてしまったというのだ。
この記事を掲載したEpoch Times(エポックタイムズ)は中国で弾圧を受けている法輪功系新聞(本部・NY)。したがって、その点は割り引いて考えなければならないだろう。しかし、この記事の存在は「ダライ・ラマ法王日本代表部事務所」(東京都新宿区。HPはここをクリック)で教えてもらったもので、同事務所員もその可能性が高いと語る。

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