既報のように、本日投票された台湾総統選挙は即日開票され、台中融和路線を取る国民党・馬英九前党主席(横写真)が、与党の民進党・謝長廷党主席代行に200万票以上の大差で圧勝した。
選挙中の3月14日、チベット人虐殺が起き(横写真=3月22日TBSニュースより)、独立志向の民進党が与党であるだけに、台湾大手マスコミはこの件を一斉に批判的に報道。投票当日も朝から投票状況と並行し、チベット自治区のデモや弾圧の映像を2大ニュースの一つとして流した。
「台湾の国民は日ごろから、中国の脅威には敏感。それだけにまさに投票当日、融和路線を取る馬英九氏の優位が伝えられる中、チベットでの弾圧の映像が繰り返し流されたことは国民にとってショッキングだったことは確かだ」(地元マスコミ関係者)