アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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あの「日本ベンチャー協議会」が解散へ

 2000年4月に発足、若手の上場企業家と上場有望企業家を投資などを通じて支援していた異業種交流会「日本ベンチャー協議会」(東京都中央区)が、この3月末を持って解散するという。
会長は「フルキャスト」の平野岳史会長。4名の副会長には「USEN」の宇野康秀社長、「光通信」の重田康光会長、「楽天」の三木谷浩史社長など注目の“勝ち組”経営者が就任していた。
だが、実際にもっとも強い影響力を持っていたのは前身の「SK21」で会長を務め、日本ベンチャー協議会の創設に尽力した新興・ベンチャー企業投資の「バリュークリエーション」会長・天井次夫氏(写真)であり、解散を実質決めたのも彼のようだ。
というのも、会長を務める平野氏率いるフルキャストは業務停止に。また、かつて理事を務めた佐藤克は逮捕、彼が社長だった「アイ・シー・エフ」(オーベン)は存亡の危機にある。それは、やはり理事をしていた山田納生房氏が社長の「モック」も同様。さらに、理事を務めていた長江芳実氏 は全株式を売り払い、創業した「ネクストジャパンホールディングス」を去っている。「ABCホーム」の元会長は脱税で香港に実質、逃亡中と来ている。
こうしたなか、天井氏は嫌気が指してしまったようだ。

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