アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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捜査の遅れにも関係? パシコン捜査で名前が出る元金融庁長官

 世界的建設コンサルタント企業グループ、「パシフィックコンサルタンツグループ」(東京都多摩市)の元代表・荒木民生氏らの特別背任疑惑で、東京地検特捜部が捜査を行っているのは本紙でも既報の通り。
当初、1月内にも逮捕かとの見方もあったが、未だ動きはない。
そのため、政治的圧力説も流れているが、これについては本紙では2月6日の記事でこんな声を紹介している。
「東京地検が手がけたことから、各社はパシコンの背後に大物政治家がいるのでは? と一時色めき立ったものの何も掴めなかった。だが、それは無理もない。検察が狙っている本命はパシコンのコンプライアンス委員会にも名を連ねていた大物ヤメ検なんですから」
この人物とは、元名古屋高検検事長で、その後、金融庁長官まで務めた日野正晴氏(写真=『選択』記事の左顔写真人物)のことなのだ。
この日野氏を名指しする記事が、この3月1日発売の会員制情報誌『選択』3月号に出ている。 同記事では、特別背任疑惑が浮上している9000万円の大半が日野氏に流れたとの供述を、任意聴取した“地上げの世界で有名な弁護士がしている”と載っているが、実は本紙も同様の証言を得ていた。

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