アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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大物ヤメ検・田中森一被告の再逮捕はあるか

 大手マスコミ既報(横写真記事=「日経」2月14日)のように、最高裁はこの2月13日までに、東京の石油卸商社「石橋産業」から約179億円相当の約束手形を騙し取ったとして、許永中被告と共に詐欺罪に問われていた、元東京地検特捜部検事で弁護士の田中森一被告(64)に対し、上告棄却の決定を出した。
これにより、田中被告を懲役3年の実刑とした2審・東京高裁判決が確定。田中被告は弁護士資格を失い、収監される。
昨年出した自伝で「無罪」を主張。同書はベストセラーに。田中被告は64歳。決して若くはないが、模範囚でいれば刑期は3分の2程度で済む。また、弁護士資格はなくても経営コンサルタントや企業顧問として、若い弁護士を手足に使えばいいわけで、社会復帰は十分可能との見方もある。
だが、検察側ははそうはさせたくないというのが本音だろう。

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