すでに『週刊朝日』、『フライデー』、『紙の爆弾』(08年3月号=写真。「デジタル紙の爆弾」記事は無料で読める)などで報じられているように来る3月、講談社から泉井純一氏(71)が、大物政治家との裏話を綴った暴露本『浪速のタニマチ』(仮題)を出版するという。
泉井氏はかつて大阪の石油卸商「泉井石油商会」代表として、政財界からスポーツ界までタニマチを務め、“フィクサー”まで呼ばれた。だが、1996年に脱税容疑、その後、関空汚職事件で再逮捕され、2年の実刑判決を受けて2000年に服役。その後、表舞台から消えた。
02年の出所直後ならそれなりの話題になったろう。だが、02年時は『聖教新聞』ルートで約1000万円もらい出版直前にドタキャン。さらに塀のなかで裏献金額などを綴った「備忘録」も約3億円で売ったといわれると、いくら最大のタニマチ相手がいま防衛利権で疑惑が出ている山崎拓代議士といわれても信頼性が薄らぐし、何より話が古くなってしまっている。
そんなわけで、併せて本紙が期待しているのは近年の動きだ。
実は泉井氏、安倍晋三代議士が首相時代、妙な動きをしており、山岡はホテルオークラで泉井氏に会っている。06年7月7日のことだ。