それにしても、今の段階で“予定地”ということは詐欺まがいとの批判を免れないのではないだろうか。
豊洲から都心と臨海地区を結ぶ新交通「ゆりかもめ」に乗ると、3つ目の駅が「有明テニスの森」。
1980年代の鈴木俊一都政下、この一帯は「ウォーターフロント(臨海地区)計画」の名の下、埋め立てられた。だが、バブル崩壊し、横写真のようないまも広大な埋め立て地がそのまま残されている。
有明テニスの森駅も、平日昼間は乗降客はほとんどいない。
その駅前に冒頭写真のように、「2016年東京オリンピック選手村予定地」という看板が立てられている。