アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

倒産した未公開株詐欺疑惑企業の背後に蠢く事件屋、暴力団

 今年6月、「イー・ステージ」(東京都文京区)というIT系ベンチャー企業が債務整理に入り、事実上、倒産した。  企業信用調査会社によれば、同社は教育用ソフト販売を目的に創業され、最近は通信制の「つくば開成高校」(茨城県牛久市)が同社の開発したネット授業などの総合運用システムを採用。また、あのアパホテル(元谷芙美子社長)と提携して日本初となるエレベータ内液晶広告を展開するなどとブチ上げ話題をさらったこともあった。  06年3月期には年商約14億円をあげていたが、上記したような事業に伴うシステム開発費などの先行投資負担から財務が逼迫、資金調達も厳しく、今回の債務整理に至ったという。  ところがこのイー・ステージ、今年10月には上場するとして、債務整理直前まで同社株を販売。複数の未公開株販売会社も扱っており、販売価格は一株35万程度だったというから詐欺罪に抵触する可能性すらあるのではないか。  本紙がこの企業に注目するのは、第一に、この会社の背後に、本紙・山岡が連載している会員制情報誌『ベルダ』で2度に渡り取り上げた(写真記事はその2回目。この10月31日発売分。記事2?3頁は以下に掲載)「市田康介」(写真)なる「黒幕」(詐欺師)が関係していたと思われるからだ。  横に掲げたのは、そのイー・ステージと、市田氏が関わるY社(=写真契書の「乙」。市田氏の愛人が役員に)とが交じらした融資確約書。  入手したのは3通で、いずれも契約日付は今年5月13日。金額は4億5000万円と2億5000万円、1億円の計8億円という巨額。しかも、この融資はすでに当時、資金繰りに窮していたはずのイー・ステージではなく、相手会社Y社にイー・ステージが融資するという内容。あり得ないことだが、これが事実とすればイー・ステージの事実上の倒産はこの融資が原因だろう。  しかも、市田氏は別のIT系企業S社にも愛人等を役員に就けやっていたが、その資金元は広域暴力団「住吉会」系の有力組織。市田氏はその組長自身と何度も会っており、警視庁はこの市田氏が関わるS社の未公開詐欺疑惑で内偵したこともあるようなのだ。  また、この融資確約書に出て来るもう1社、「高嶋易」が付いた団体の存在も気になる。  イー・ステージに連帯してこの融資を保証するというが、この会長はY社の役員にも就いている。ちなみに、「高嶋易」を冠した詐欺会社は数多い。  さらに、イー・ステージの債務整理を担当するのは、現在、失踪中と言われる佐竹修三弁護士。  彼は事件屋や暴力団冠関係者の代理をすることも多かった。イー・ステージの債務整理といいながら、実は水面下ではY社と組んでおり、イー・ステージからY社に融資が実行されていた分を、Y社側に有利なように処理しようとした可能性はないのか。  なお、こうした疑問の数々の解いてくれるであろう市田氏も現在、同じく失踪中。冒頭に写真を掲げているので、見かけた方は是非、ご一報いただきたい(たくさんの偽名を使っており、市田姓は名乗っていない可能性が高い)。…

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