アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(107)上場したばかりの米シティに関する不穏な情報

11月5日に東証1部に上場したものの、例のサプライムによる巨額損失表面化で、最高経営責任者が辞任する事態もあってか、株価は乱高下気味でさえない展開。  そのシティグループ・インクの株価にも悪影響を与えかねない不穏な情報が、香港から飛び込んで来た。  一般には馴染みは薄いが、国際的な貿易決済では信用状(英語ではLetter of Credit 。L/Cと略す)なるものがよく使われる。取引があり、信用されている者に対し、銀行が発行する支払い確約書。  これを信用し、取引相手は輸入代金を前持って受けなくても商品を発送したりする。  この信用状にはさまざまな種類があるが、そのなかにスタンバイ・クレジットなるものがある。  これは、海外現地法人の現地での借入などに対する保証を手段として、日本の銀行が現地の銀行に対して発行する信用状だ。  関係者が証言する。 「香港ではこのスタンバイ・クレジットがよく使われるのですが、シティバンクが発行したものに対する信用力がひじょうに落ちているんです。というのは、近年、その信用状を地元銀行に持ち込んだら“偽装されたもの”と言われるどころか、持ち込んだ者も共犯者として逮捕される事例が出ているからです」  別の関係者も、実際、被害に逢ったあったとしてこう証言する。 「Nという国際金融ブローカーを信用して取引したら、決済できませんでした。彼は国際的な金融詐欺集団に属しているようですが、信用付けのためにある有力代議士との関係を強調していた。かなり大がかりな組織のようです。  ただ、このような行為は銀行側、それも末端の行員などの関与だけではできるものではありません。もし、こうした事実が表面化すればたいへんな信用失墜になる可能性があります」  シティといえば、過去にはわが国でプライベート部門でたいへんな問題を起こしたが、その他にも国際原油価格、裏カジノ絡みの疑惑も出ていたことは本紙でも既報の通りだ。…

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