アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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パシコン・荒木民生元社長ら逮捕。同じく、地検が並行して捜査するODA詐欺疑惑の新たな案件が浮上

 本紙の今朝の一報通り、世界的な建設コンサルタント企業グループ、通称・パシコンを率いていた荒木民生容疑者(71)らがついに逮捕された(写真記事=「毎日」本日夕刊一面)。
荒木容疑者は創業者ではないが、社長時代、同グループを持ち株会社化し、その持ち株会社PCIG社長に君臨、長きに渡って同グループを支配、そして息子の会社倒産を契機に、その借金穴埋めのためにパシコングループ内にPPMという自分の意のままになる関連会社を設立、同社を通じて特別背任に手を染めていったと思われる。
今回の逮捕容疑は遺棄化学兵器処理事業を名目とする約1億2000万円だが、この他にも、警視庁の方に告発された、本紙・山岡指摘の同社横土地を巡る事業でも、同じくPPMを通じて約1億5000万円がファミリー企業側に流れた疑惑も出ている。
パシコンに関してはODAに絡む事業費水増し請求疑惑も出ており、東京地検はさらにこちらも詐欺容疑で捜査を進めていると見られる。こうしたなか、本紙はODA絡みの方でも、関係者から具体的案件について注目される証言を得ている。

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