「ベルーナ」(埼玉県上尾市。9997。東証1部)といえば、婦人服主体のカタログ通販大手として知られ、テレビCMでお馴染み。
業績は毎年黒字で、一般には優良会社といっていいだろう。
ところが、今年6月、そのべルーナの会社謄本に「債権譲渡」登記の記載が。
この手の記載、債権者が債務者の売り掛け債権を担保に取る場合に設定されるケースも。しかも、債権譲渡を受けた会社は金融会社で、強面の取立てをするとの情報も……。となれば、いったい、ベルーナに何が起きたのか!? と注目しても当然だろう。
ただし、誤解のないように最初に断っておくと、年間売上高1103億円、純利益43億円(12年3月期)の事ベルーナに限って、借金の片に売り掛け債権を譲渡するなんてことはあり得ない。
では、これはどういうことなのか?