台風の目になると見られる政治団体「大阪維新の会」へすり寄る国会議員は多い。
8月22日、維新の会と勉強会を開いた6人の国会議員などその典型例だろう。
そのなかには民主党の松野頼久(冒頭写真)、石関貴史両代議士もいたのはご存じの通り。
この2人、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表と関係が近く、6月の増税に関する衆院採決で松野氏は反対、石関氏は棄権していた。そんなことから、この2人が維新の会と小沢新党を繋ぐ役割を担うなんて観測も出ている。
ところが、この2人よりもっと小沢代表に近く、まさに“小沢チルドレン”といってもいい某国会議員が内々に維新の会に連携を打診しながら、断れていたとの情報を本紙はキャッチした。
関係者が打ち明ける。
「理由の一つは、まずそのダーティーさ。何しろ、一時、当局の捜査線上に名が上がっていたからね。しかし、もっと決定的なのは親分の小沢を完全に裏切っていたことが判明したから。そんな奴は何度でも同じことを繰り返すから信用ならんということでしょう」。
それにしても、どんなことから、裏切りの事実がバレたというのか? 実はその件では、具体的な“物証”があるという。それはある週刊誌の、小沢氏批判記事だった。