アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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東京地検特捜部がMを逮捕した背景(質権設定も即、叩き売りの手口)

 本紙でも既報のように、8月9日、東京地検特捜部は企業買収助言会社「UEエンジニアリング」(東京都港区)の実質経営者であるM(39)などを法人税法違反(脱税)の容疑で逮捕した。表向きの容疑は脱税だが、実際は、資金繰りの厳しい上場企業に同社株を担保に融資、しかしすぐに叩き売ることを繰り返し、ボロ儲けしていたと見られ、その詐欺的手口に注目し、特捜部は逮捕に至ったようなのだ。
UEエンジニアリングと融資を受ける者との間には、株式質権設定契約書が結ばれていた。しかも、株券は09年1月より電子化されている。だから、カネを借りる方も、返済期日が遅れるなど特別の理由がない限り、株券を叩き売られる心配はないと見て借りていたようだ。にも拘わらず、なぜ、M容疑者は株券を即、叩き売れたのか?
その後の取材で、その手口が見えて来たので、以下、報告する。

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