小沢一郎が民主党をついに飛び出し、新党「国民の生活が第一」(「生活」)を結成。これに対し、相変わらず大手マスコミはバッシング。「小沢は今度こそ終わった」と、書きなぐっている。
「生活」の49議席は民主、自民に継ぐとはいえ大半は選挙基盤を持たない1、2回生。次期選挙をやればほぼ全滅だという。
だが、ある小沢ブレーンは勝算はあると漏らす。
「大手マスコミの偏向報道は最初から計算済み。実は『週朝』がスッパ抜いていた通り、当初、党名は『新政党』とするつもりだった。だが、バッシングを計算に入れ、『国民の生活が第一』とした。確かに、党名には似つかわしくないネーミング。しかし、いくら偏向報道しても、さすがに党名だけは変えられない。そこで、党名にこの党の政治理念をそのまま入れた。国民の生活が一番=増税反対、脱原発(+TPP反対など)ということ。党名を出すことが、そのままアピールになるとの計算からだ。
大手マスコミは、“小沢は嘘つきだ。前は増税といっていたじゃないか”という。だが、状況の変化で政策が変わるのは当然。いまのデフレ下で増税したらますます景気が悪くなり、税収も増えないことは経済の常識。小沢だって増税は避けられないと思っている。だが、いまやるのはおかしいし、国民にそれだけの負担を強いる以上、先にやることがあるといっているに過ぎない」。