これまでの報道によれば、読売巨人軍が原辰徳監督の1億円恐喝事件を知ったのは09年に入って。
山口組系S会系組長だったO氏(『週刊文春』では山本氏になっている)が2度目の恐喝をすべく、原の自宅や球団事務所に押しかけたことからということになっている。
ところが、本紙が得た情報によれば、球団側はすでに1990年代から原と女性との関係を把握していたようなのだ。球団関係者が証言する。
「そうそう、原と女性の問題で、○○という者が動いているんだけど、これは何者ですか? 組員ですか? と尋ねられた。何ていう名前だっけ? (本紙が○○と告げると)そうそう、その名前。特徴的な名前だったから覚えているんです」。
これまで報じられいる恐喝事件に関与したとされる元組員とは前出・O氏、それにO氏の弟分で事故死したH氏、そして山口組とは別の関東のT会に昔所属していたK氏の3名。だが、本紙はその3名以外の存在を把握している。表にはまだ一切出ていない、しかし、そもそも女性の日誌を入手できる立場にあった第4の人物だ。しかも、ごく最近まで現役だった。
その人物の名前を、この球団関係者はすでに90年代に、球団側から尋ねられていたというのだ。いったい、これはどういうことか?
(冒頭写真=『週刊文春』6月27日、7月5日号記事)